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LGエレクトロニクスが2019年Q3の業績を発表、スマホ事業は18四半期連続で赤字



韓国のLG Electronicsは2019年第3四半期の業績を発表した。

2019年第3四半期の連結売上高は前年同期比1.8%増の15兆7,007億韓国ウォン(約1兆4,652億円)、営業利益は前年同期比4.4%増の7,814億韓国ウォン(約729億円)、当期純利益は前年同期比30.5%減の3,457億韓国ウォン(約323億円)となった。

事業本部別の業績も公表されており、スマートフォン事業を担当するMC (Mobile Communications)事業本部の業績が判明している。

MC事業本部の売上高は前年同期比25.4%減の1兆5,223億韓国ウォン(約1,421億円)、営業損失が前年同期比10.2%増の1,612億韓国ウォン(約150億円)である。

これにより、LG ElectronicsのMC事業本部は18四半期連続で赤字を記録したことになる。

2019年第3四半期は第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンであるLG V50 ThinQ 5Gの販売は概ね好調な状態が続いたが、グローバルでスマートフォンの販売が低下したという。

LG Electronicsは米国でも5Gに対応したスマートフォンを販売しているが、米国では5Gへの切り替えが鈍い状況で、LG Electronicsとしては当初の想定通りには5Gに対応したスマートフォンを販売できていない模様である。

MC事業本部は業績の改善に向けて製造ラインの移転などでコスト削減に取り組んでおり、韓国の京畿道平沢市に位置する工場ではスマートフォンの製造を終了し、これに伴い韓国ではスマートフォンの製造から撤退する。

平沢市の工場の製造ラインはベトナムのハイフォン市に移転し、スマートフォンの製造コストを抑える。

また、サポート体制の強化も努めており、安心して長く使えるスマートフォンのイメージを確立するための取り組みも引き続き推進するという。

LG Electronics

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