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クアルコムとZTEがVoNRの試験を実施



米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesと中国のZTE (中興通訊)はVoNR (Voice over New Radio)の試験を実施したと発表した。

VoNRは標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式で音声通話を実現する技術である。

LTE方式で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)に頼らず、NR方式のみで高音質な音声通話を完結できる。

NR方式の導入初期はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成を採用しており、NSA構成ではアンカーバンドして機能するLTE方式で音声通話を行うが、VoNRの実装はNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成へアップグレードするための重要なステップとしている。

Qualcomm TechnologiesおよびZTEは3GPP Release 15に準拠したVoNRの試験を実施した。

ZTEが開発した基地局とQualcomm Technologiesが開発した通信モデムを搭載したスマートフォンフォームファクタの端末を使用したという。

また、周波数は主に米国や中国で使用される2.5GHz帯(n41)を使用したことも明らかにされている。

これまでよりQualcomm TechnologiesおよびZTEは5Gの技術検証や商用化などで協力しており、2017年11月には中国で3GPP Release 15に準拠したNR方式のデータ通信に関する世界初のエンドツーエンドNR相互運用性開発テストシステムを作成した実績もある。

Qualcomm

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