Rakuten Miniは対応周波数の異なるモデルが存在、IMEIで判別可能
- 2020年06月10日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は中国のShenzhen Tinno Mobile Technology (深圳市天瓏移動技術)製のスマートフォン「Rakuten Mini (C330)」に関して対応周波数が異なる複数のバリエーションが存在することを明らかにした。
通信方式および対応周波数は当初、LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/800(VI/XIX) MHzに対応すると案内していたが、LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/850(B5)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/800(VI/XIX) MHzに対応する個体と、LTE (FDD) 1800(B3)/1700(B4)/850(B5)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/800(VI/XIX) MHzに対応する個体も存在するという。
なお、以下から順にタイプA、タイプB、タイプCと表記する。
IMEIのシリアル番号とチェックデジットを含む下7桁でバリエーションの判別が可能で、0356708以前の個体であればタイプA、0356716から0680487の個体であればタイプB、それ以外の個体であればタイプCとなる模様である。
Rakuten Mobileは移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを提供しており、日本国内ではRakuten Mobileが自ら整備した楽天回線のほか、ローミング協定を締結したKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が整備したパートナー回線をローミングで使える。
楽天回線はLTE (FDD) 1800(B3) MHzのみを使用しており、パートナー回線は基本的にLTE (FDD) 800(B18/B26) MHzとなる。
なお、パートナー回線はLTE (FDD) 800(B18/B26) MHzのほかに、LTE (FDD) 800(B18/B26) MHzをプライマリのコンポーネント・キャリアとするキャリアアグリゲーション(CA)を適用してほかの周波数も使用できるが、Rakuten Mini (C330)の場合はキャリアアグリゲーションに非対応であるため、日本国内でRakuten Mobileの携帯通信サービスを利用する場合はタイプA、タイプB、タイプCいずれも使用できる周波数は共通である。
ただ、日本国内でほかの通信事業者のeSIMを利用する場合もしくはRakuten Mobileの携帯通信サービスでも日本国外で国際ローミングを利用する場合は、タイプA、タイプB、タイプCで使用できる周波数やエリアが異なることになる。
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