arrowsスマホを製造するJEMSがローカル5Gを導入へ
- 2020年07月28日
- Local 5G
Japan E.M.Solutions (JEMS)はローカル5Gを導入する計画であることが分かった。
神戸新聞社によると兵庫県の加東市佐保に所在する工場で2020年秋にローカル5Gを導入する予定という。
業務効率や品質の向上に向けてローカル5Gを導入する模様である。
Japan E.M.SolutionsはFUJITSU (富士通)の完全子会社であるFUJITSU PERIPHERALS (富士通周辺機:FPE)の携帯端末事業を継承する目的で2018年2月に設立された企業で、スマートフォンやフィーチャーフォンをはじめとする携帯端末の製造を主要事業としている。
主に一部の機種を除いたFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIES (富士通コネクテッドテクノロジーズ:FCNT)が開発したarrowsシリーズなどの携帯端末の製造を担当する。
Japan E.M.SolutionsとFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIESはいずれもFUJITSUが設立し、FUJITSUの完全子会社として存在していたが、2018年3月末にそれぞれ持株会社の株式の81%と70%をPolaris Capital Groupが取得して同社が子会社化した。
さらに、Japan E.M.Solutionsは2018年6月にPolaris Capital Groupが完全子会社化したため、FUJITSUとは資本関係を解消しているが、FUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIESは引き続きFUJITSUの持分法適用会社である。
なお、2018年6月にJapan E.M.Solutionsは持株会社のFPE Holdingsを存続会社、FUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIESは持株会社のFCNT Holdingsを存続会社とする吸収合併方式で合併を完了し、そのうえでFPE HoldingsはJEMS Holdingsを経てJapan E.M.Solutionsに、FCNT HoldingsはFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIESに社名を変更している。
ローカル5Gは地域の需要や多様な産業分野の個別の需要に応じて、様々な主体が地域限定で柔軟に構築および利用できる第5世代移動通信システム(5G)で、まずはミリ波(mmWave)の28GHz帯の周波数を使用したローカル5Gの制度が整備された。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は2019年12月24日よりローカル5Gの無線局免許の申請を受け付けており、2020年3月27日付けでFUJITSUが初めてローカル5Gの無線局免許の交付を受けた。
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