Android 11の正式版を公開
- 2020年09月09日
- Android関連
米国のGoogleはAndroid 11の正式版を公開した。
主に会話の機能、デバイスとメディアの操作方法、プライバシーとデータを詳細に管理する機能などが強化されている。
会話の機能に関しては、複数のメッセージアプリケーションを切り替えて使用する場面が増加していることを考慮し、メッセージアプリケーションを使用した会話を1ヶ所に集約して簡単に管理できるよう通知エリアに会話の領域を設けている。
重要なメッセージを見落とさないよう会話に優先順位を付する機能も備える。
バブルによって円滑にマルチタスクを行う機能も実装し、メッセージアプリケーションとほかの機能を往来することなく迅速にメッセージを返信できるという。
画面録画の機能を実装しており、スマートフォンの操作を録画して共有できるほか、専用のアプリケーションをインストールする必要なく音声を録音することも可能である。
デバイスとメディアの操作方法の強化に関しては、電源キーを長押しするとすべてのスマートデバイスにアクセスできるよう設計し、複数のアプリケーションを起動する必要がなくなる。
メディアの管理も一新しており、再生先のデバイスを迅速に切り替えることが可能となる。
プライバシーとデータの詳細な管理に関しては、マイク、カメラ、位置情報などのアクセス権限へのリクエストに対して1度だけアクセスを許可することも可能となり、再びアクセスする場合は許可を求めるダイアログを再度表示する。
しばらく使用していないアプリケーションが継続してデータにアクセスすることを希望しない利用者を考慮し、使用していないアプリケーションに対して1度は許可した権限を自動的にリセットを実施し、それを利用者に通知する機能を実装した。
より多くのセキュリティ関連のアップデートを迅速に展開できる仕組みも導入している。
さらに、Googleが展開するPixelシリーズのスマートフォンではスマートフォンの整理や管理に使える機能が追加される。
米国の時間を基準として2020年9月8日よりPixelシリーズのスマートフォンのほか、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)、中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)、中国のRealMe Chongqing Mobile Telecommunications (RealMe重慶移動通信)、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)が販売する一部のスマートフォンで展開を開始している。
数ヶ月の間により多くのメーカーおよびブランドが販売するスマートフォンにも展開する予定という。
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