イスラエルのPelephoneが5Gサービスを商用化
- 2020年09月30日
- 海外携帯電話
イスラエルのBezeq – The Israel Telecommunication Corp.の完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるPelephone Communicationsは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
Pelephone Communicationsは2020年9月29日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
イスラエルの150の市および町で少なくとも1ヶ所以上は5Gの基地局を設置しているという。
5Gサービスを利用できる料金プランは4種類で、月額料金は49.90イスラエル新シェケル(約1,500円)、59.90イスラエル新シェケル(約1,800円)、69.90イスラエル新シェケル(約2,200円)のいずれかとなる。
5Gサービスに対応した端末としてはスマートフォンおよび据置型無線LANルータを取り扱う。
スマートフォンは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy Z Fold2 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10およびPOCO F2 Pro、据置型無線LANルータは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI 5G CPE Pro 2を用意している。
価格はSamsung Galaxy Z Fold2 5Gが7,899イスラエル新シェケル(約244,000円)、Xiaomi Mi 10が2,999イスラエル新シェケル(約93,000円)、POCO F2 Proが2,499イスラエル新シェケル(約77,000円)、HUAWEI 5G CPE Pro 2が1,899イスラエル新シェケル(約59,000円)である。
Pelephone Communicationsは5G向け周波数として700MHz帯の10MHz幅、2.6GHz帯の20MHz幅、3.5GHz帯の100MHz幅を取得しており、5G向け周波数を取得した2020年8月12日の時点では2020年8月下旬から2020年9月の間に5Gサービスを商用化する見込みと案内していた。
イスラエルの政府機関で電気通信分野の規制を司る通信省(Ministry of Communications)より2020年9月29日付けで5Gの免許を正式に取得したため、5G向け周波数を使用して2020年9月29日に5Gサービスの提供を開始しており、事前に案内した通り2020年9月中には5Gサービスを商用化することになった。
まずは広い帯域幅で高速な通信を実現できる3.5GHz帯を優先して整備している。
3.5GHz帯のNR BandはFR1のn78で、基地局はスウェーデンのEricssonより調達する。
Pelephone Communicationsを除いたイスラエルの移動体通信事業者は複数社で協力して5G向け周波数を取得して基地局を整備しているが、Pelephone Communicationsは単独で5G向け周波数を取得して基地局の整備を進める。
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