Sony Xperia PROと思われるスマホがFCC通過、ミリ波の5Gに対応
- 2020年11月04日
- Android関連
Sony Mobile Communications製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「57441Y」が2020年11月3日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDはPY7-57441Y。
モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 1900(n2)/1700(n66)/850(n5) MHz, NR (FR2, TDD) 39000(n260)/28000(n261) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/1900(B2/B25)/ 1700(B4/B66)/850(B5)/ 800(B26)/700(B12/B13/B17) MHz, LTE (TDD) 3600(B48)/2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 1900(II)/1700(IV)/850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応しており、2.4GHz帯および5GHz帯の無線LANを利用できる。
57441YはSony Xperia PROの型番と思われる。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はミリ波(mmWave)のFR2でも認証を受けている。
これまでに、Sony Mobile CommunicationsはNR方式に対応したスマートフォンとして複数の機種を発表しているが、このうちFR2に対応した機種はSony Xperia PROの1機種であるため、57441Yは順当にSony Xperia PROと推測できる。
なお、FCCは米国の規制当局であるため、FCCでは米国で利用できる周波数に限定して認証を受けている。
NR方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成に対応する。
NSA構成ではアンカーバンドとして機能するLTE方式への常時接続が必要となり、米国で利用できる周波数としてはn2およびn66はB5/B13、n5はB2/B66、FR2はB2/B4/B5/B13/B48/B66がアンカーバンドとして機能する。
FR2は1搬送波当たりの帯域幅が50MHz幅または100MHz幅で、キャリアアグリゲーションは下りが最大で8搬送波、上りが2搬送波となる。
通信モデムは米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesが開発したQualcomm Snapdragon X55 5G Modem-RF Systemを搭載している。
Sony Mobile CommunicationsはSony Xperia PROに関して開発を発表しているが、具体的な発売時期までは公表していない。
ただ、Sony Xperia PROと思われるスマートフォンがFCCの認証を通過したため、発売に向けて着実に準備を進めていると考えられる。
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