NTTドコモの2020-2021冬春5Gスマホ、EN-DC組み合わせが判明
- 2020年11月29日
- docomo-総合
NTT DOCOMOが2020年11月5日に2020-2021 冬春 新商品として発表した機種のうち第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンの通信速度と使用する周波数の組み合わせを確認できた。
2020年11月5日には5Gに対応したスマートフォンとしてFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIES (富士通コネクテッドテクノロジーズ:FCNT)製のarrows NX9 F-52A、韓国のLG Electronics (LG電子)製のLG VELVET L-52A、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のGalaxy Note20 Ultra 5G SC-53AおよびGalaxy A51 5G SC-54A、SHARP製のAQUOS sense5G SH-53A、Sony Mobile Communications製のXperia 5 II SO-52Aを発表した。
このうち、下りの通信速度はGalaxy Note20 Ultra 5G SC-53AおよびXperia 5 II SO-52Aが最大4.2Gbps、arrows NX9 F-52A、LG VELVET L-52A、Galaxy A51 5G SC-54A、AQUOS sense5G SH-53Aが最大2.1Gbpsとなっている。
NTT DOCOMOが公表する5Gの通信速度は5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で同時通信を行うE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用時の規格上の理論値である。
EN-DCの組み合わせは下り最大4.2GbpsがDC_1A-3A_n78A-n79A、下り最大2.1GbpsがDC_1A-3A_n78AまたはDC_1A-3A_n79Aとなる。
NR方式はn78とn79いずれも帯域幅が100MHz幅となり、256QAMおよび4×4 MIMOを実装している。
LTE方式はBand 1とBand 3いずれも帯域幅が20MHz幅の場合で、256QAMを実装するほか、下り最大4.2Gbpsでは4×4 MIMO、下り最大2.1Gbpsでは2×2 MIMOも適用する。
Band 3は一部の地域を除いた総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の関東総合通信局管内、東海総合通信局管内、近畿総合通信局管内、いわゆる東名阪地域で利用できるため、いずれも最大の通信速度は東名阪地域で実現できることになる。
arrows NX9 F-52A、LG VELVET L-52A、Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A、Galaxy A51 5G SC-54A、AQUOS sense5G SH-53A、Xperia 5 II SO-52Aは最大の通信速度を実現する組み合わせ以外にも複数のEN-DCの組み合わせに対応しているため、通信速度の理論値は高度化技術の実装状況や使用する周波数および帯域幅など通信環境に応じて変動することを留意しておきたい。
なお、Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53AおよびXperia 5 II SO-52Aに関して、発売時点の通信速度はいずれも最大3.4Gbpsとなる。
2020年12月にソフトウェアのアップデートを実施して通信速度を高速化する予定である。
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