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沖縄セルラー電話、n77の無線局免許を取得



KDDIの連結子会社で沖縄県の事業を担うOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)は第5世代移動通信システム(5G)の4.0GHz帯の無線局免許を取得したことが分かった。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページで無線局免許の情報を確認できる。

既存の無線局免許の内容を変更しており、Okinawa Cellular Telephoneが2020年2月21日付け、2021年1月15日付けで取得した2件の無線局免許の内容の変更に伴い、新たに4000~4100MHzでも運用が可能となった。

Okinawa Cellular TelephoneはKDDIとともに地域ごとに連携する1の者として特定基地局の開設計画の認定を受けており、5G向け周波数としては新規にサブ6GHz帯の3.7GHz帯およびミリ波(mmWave)の28GHzの割当を受けた。

3.7GHz帯は3700~3800MHzと4000~4100MHzの割当を受けており、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは各周波数を明確化するために前者を3.7GHz帯、後者を4.0GHz帯と呼称しているため、以下からKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneと同様の表記を採用する。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは5G向け周波数では5Gの無線方式としてNR方式を導入しており、当初は3.7GHz帯を使用する一方で、4.0GHz帯は使用していなかった。

ただ、4.0GHz帯も使用を順次開始する計画で、すでにKDDIは日本各地で4.0GHz帯の無線局免許を取得しており、ようやくOkinawa Cellular Telephoneも4.0GHz帯の無線局免許を取得した。

NR Bandは3.7GHz帯ではFR1のn78を運用しているが、4.0GHz帯ではFR1のn77を運用することになる。

なお、3.7GHz帯ではn77またはn78の運用が可能であるが、NR Bandとしては世界的に最も採用事例が多いn78を採用することになった。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが公式に取り扱う5Gに対応したスマートフォンなどはソフトウェアのアップデートを通じてn77に対応する予定である。

4.0GHz帯は3.7GHz帯と同様に100MHz幅で運用するため、広い帯域幅を活用した高速通信の実現が期待できる。

総務省 電波利用ホームページ

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