NTTドコモ、他社発売のahamo動作確認機種を案内
- 2021年03月22日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは同社が2021年3月26日に提供を開始するahamoに関して、同社以外が発売した機種で動作確認できた機種を掲載した。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が提供するauとUQ mobile、SoftBank Corp.が提供するSoftBank、SoftBank Corp.およびWILLCOM OKINAWA (ウィルコム沖縄)が提供するY!mobile、Rakuten Mobile (楽天モバイル)が発売した一部の機種で動作確認を実施し、動作確認できた機種の一覧を公表している。
動作確認できた機種の一覧はahamoの公式ウェブサイトで確認できる。
なお、動作確認は所定の条件下で1度でも音声通話、データ通信、SMS機能を利用した実績があることを示しており、すべての動作を保証するわけではない。
SIMロックが解除されていない機種やNTT DOCOMOが運用する通信方式および周波数に非対応の機種では利用できず、NTT DOCOMOが運用する通信方式および周波数の一部に非対応の機種では提供エリアが異なるため、場所によって利用しづらい場合があることを留意しておきたい。
機種によって通信方式および周波数が合致していても利用できない場合があることも案内しており、各機種の通信方式および対応周波数など仕様の確認は販売事業者に問い合わせるよう求めている。
ahamoではNTT DOCOMOが運用する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式および第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を利用できる。
周波数はLTE方式がFDDの700MHz帯、800MHz帯、1.5GHz帯、1.7GHz帯、2.0GHz帯、TDDの3.4GHz帯および3.5GHz帯、NR方式がFR1のTDDの3.7GHz帯および4.5GHz帯、FR2のTDDの28GHz帯となる。
運用するバンドはLTE方式の700MHz帯がBand 28、800MHz帯がBand 19、1.5GHz帯がBand 21、1.7GHz帯がBand 3、2.0GHz帯がBand 1、3.4GHz帯および3.5GHz帯がBand 42、NR方式の3.7GHz帯がn78、4.5GHz帯がn79、28GHz帯がn257である。
ただ、LTE方式の800MHz帯はBand 19で運用しているが、MFBI (Multi Frequency Band Indicator)技術の適用によってMFBIおよびBand 26に対応した機種も受け入れている。
日本でNTT DOCOMO以外の移動体通信事業者(MNO)が発売した機種に関して、NR方式に対応した機種でもn78、n79、n257のいずれかまたはすべてに対応していない機種も存在する。
特にn79に対応していない機種の場合は5Gの提供エリアが異なるため、5Gの利用を想定する場合は事前に利用する機種が対応している周波数を十分に確認することを推奨したい。
少なくとも近畿地方ではn79のみを運用するNR方式のマクロセル局も多く、同基地局でカバーする5Gの提供エリアの場合はn79に非対応の機種では5Gを利用できないことになる。
また、NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3で運用しており、アンカーバンドとして機能するLTE方式に常時接続が必要となるため、LTE方式と同時通信するE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)が機能して初めてNR方式で通信できる。
そのため、5Gを利用するためにはバンドのほかにEN-DCの組み合わせも考慮する必要がある。
ahamoの受け付けを開始する時間についても案内しており、2021年3月26日の10時より受け付けを開始する。
受け付けの開始直後は多くの申し込みが予想されるため、通常より受け取りに時間を要することも想定されるほか、指定した配送希望日より配送が遅くなる場合があるという。
そのため、先行エントリーキャンペーンにエントリーしたうえで、混雑緩和に協力するとdポイントを追加で進呈すると案内している。
dポイントの進呈に関する詳細な条件などはahamoの公式ウェブサイトで確認できる。
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