NTTドコモが2.1GHz帯で5G導入へ、FOMAプラスエリア非対応機種は一部で利用不可に
- 2021年06月28日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは同社が2001年より提供する第3世代移動通信システム(3G)のFOMAに関して通信設備の集約および影響を案内した。
FOMAの通信設備の老朽化などに対応するために通信設備の集約を進めており、その影響として一部の機種では一部のエリアで通話および通信ができなくなるという。
2001年から2006年にかけて発売したFOMAプラスエリアに非対応の機種が影響を受けることになり、2022年1月から一部のエリアで通話および通信ができなくなると説明している。
影響を受ける機種を利用する顧客に対しては特定の機種を購入すると機種代金を割引するキャンペーンを用意しているため、第4世代移動通信システム(4G)や第5世代移動通信システム(5G)に対応した機種への機種変更を検討するよう求めている。
キャンペーンや具体的な影響を受ける機種の一覧はNTT DOCOMOの公式ウェブサイトに掲載されている。
なお、FOMAプラスエリアは800MHz帯の周波数を使用して整備したFOMAのエリアである。
NTT DOCOMOは800MHz帯、1.7GHz帯、2.1GHz帯の周波数を使用してFOMAを整備してきたが、すでにFOMAでは1.7GHz帯の使用を終了した。
800MHz帯と2.1GHz帯の周波数でFOMAの提供を継続しているが、800MHz帯と2.1GHz帯の両方を利用できるエリアの一部でFOMAを800MHz帯のみに順次変更するという。
800MHz帯と2.1GHz帯の両方を利用できるエリアの一部ではFOMAで2.1GHz帯の使用を終了することになるが、4Gおよび5Gで2.1GHz帯を有効活用する予定であることも明確化している。
すでに2.1GHz帯では4Gを導入しているが、5Gも導入することを公式に認めたことになる。
FOMAプラスエリアのエリアを縮小する時期や対象の地域はサービスエリアマップに随時反映する予定である。
FOMAはW-CDMA方式に準拠しており、2001年5月30日より試験サービスの提供を開始した。
2001年10月1日に商用化し、NTT DOCOMOはW-CDMA方式を世界で最初に商用化した移動体通信事業者となった。
2026年3月31日にFOMAの提供を終了することが決定している。
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