マレーシアのDigiが2021年Q2の業績を発表
- 2021年07月20日
- 海外携帯電話
マレーシアのDigiは2021年第2四半期の業績を発表した。
2021年6月30日に終了した3ヶ月間となる2021年第2四半期の連結売上高は前年同期比11.4%増の16億1,800万マレーシアリンギット(約418億9,272万円)、EBITDAは前年同期比3.5%減の7億4,300万マレーシアリンギット(約183億2,816万円)、EBITDAマージンは前年同期比7.1ポイント減の45.9%、当期純利益は前年同期比2.8%減の2億8,000万マレーシアリンギット(約52億3,569万円)となった。
連結売上高の事業別の内訳も公表しており、携帯通信サービスは前年同期比0.1%増の12億6,600万マレーシアリンギット(約314億1,303万円)である。
携帯通信サービスは78.2%と全体の80%近くを占めており、Digiにとって最大の事業となっている。
Digiは完全子会社でマレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるDigi Telecommunicationsを通じて携帯通信サービスを提供しており、Digi Telecommunicationsが事業会社で周波数などの免許人となる。
2021年6月30日時点の事業データも公表している。
携帯通信サービスの加入件数は前年同期比3.8%減の1,021万7,000件となった。
加入件数のうちポストペイド回線は前年同期比5.1%増の318万5,000件で31.2%、プリペイド回線は前年同期比7.4%減の703万2,000件で68.8%を占めた。
また、スマートフォンの普及率は前年同期比4.9ポイント増の90.1%、データ通信の加入率は前年同期比5.4ポイント増の86.4%となっている。
平均月間データ通信量は前年同期比18.9%増の21.4GBに増加しており、2021年第2四半期に初めて20GBを超えた。
4Gとして提供するLTE方式の人口カバー率は前年同期比0.9ポイント増の91.8%、4G Plusとして提供するLTE-Advanced方式の人口カバー率は前年同期比1.5ポイント増の75.1%となった。
マレーシアリンギット(MYR)ベースの2021年第2四半期のARPUはポストペイド回線が前年同期比5.5%減の64マレーシアリンギット(約1,675万円)、プリペイド回線が前年同期比15.0%増の34マレーシアリンギット(約890円)、総合が前年同期比7.0%増の43マレーシアリンギット(約1,126円)である。
DigiはノルウェーのTelenorの連結子会社で、Telenorによる持分比率は49%となっている。
TelenorおよびマレーシアのAxiata GroupはDigi TelecommunicationsとAxiata Groupの完全子会社でマレーシアの移動体通信事業者であるCelcom Axiataを統合し、Celcom Digiを発足させることで合意に達した。
統合を完了するためには規制当局などの承認の取得が必要となる。
すべての手続きが円滑に進めば2022年第2四半期までに完了する予定と案内している。
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