Motorola Mobility、約8年半ぶりに韓国復帰へ
- 2021年08月31日
- Android関連
中国を拠点とする香港特別行政区のLenovo Group (聯想集団)の完全子会社で米国のMotorola Mobilityは韓国のスマートフォン市場に再参入する見込みであることが分かった。
Motorola Mobility製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「XT2149-1」が2021年8月25日付けで韓国の国立電波研究院(NATIONAL RADIO RESEARCH AGENCY:RRA)の認証を通過した。
認証番号はRC-MOT-XT2149-1である。
機器名称は5G NR移動通信用無線設備の機器(3.5GHz)(陸上移動局の送受信装置)となっている。
申請者はMotorola Mobilityの韓国法人であるMotorola Koreaと記載されている。
製造国は中国であるため、中国に所在する工場で製造することになる。
Motorola Mobilityは完全子会社で中国のMotorola (Wuhan) Mobility Technologies Communication (摩托羅拉(武漢)移動技術通信)を通じて中国で工場を所有および運営している。
そのため、Motorola (Wuhan) Mobility Technologies Communicationの工場で製造すると思われる。
XT2149-1はmoto g50 5Gの型番である。
第5世代移動通信システム(5G)に対応したミッドレンジのスマートフォンとなる。
機器名称が5G NR移動通信用無線設備の機器(3.5GHz)(陸上移動局の送受信装置)であるため、国立電波研究院でも5Gの認証を取得しており、周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用できることが分かる。
なお、韓国の移動体通信事業者(MNO)は全社が3.5GHz帯で5Gを導入している。
5Gの無線方式はNR方式を採用しており、NR BandはFR1のn78である。
国立電波研究院は韓国の政府機関で、韓国で正規にスマートフォンなどの携帯端末を販売するためには国立電波研究院の認証の取得が必要となる。
moto g50 5Gが韓国で販売するために必要な認証を取得したことになるため、Motorola Mobilityは韓国でmoto g50 5Gを発売するための準備を進めていると考えられる。
Motorola Mobilityは過去に韓国でスマートフォンを展開していたが、2013年2月28日をもって韓国から撤退した。
韓国にはmoto g50 5Gの発売に伴い約8年半ぶりに復帰することになると思われる。
これまでに、moto g50 5Gは日本の認証である電波法に基づく工事設計認証も取得したことが判明している。
日本でもmoto g50 5Gを発売する計画である。
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