Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01がn41に対応、アップデートを開始
- 2022年04月10日
- KDDI-ZTE
KDDIおよび同社の連結子会社であるUQ Communicationsは中国のZTE (中興通訊)製の据置型無線LANルータ「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」に対してソフトウェアのアップデートを実施すると案内した。
KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)がauのラインナップ、UQ CommunicationsがUQ WiMAXのラインナップで取り扱い、2022年4月8日よりソフトウェアのアップデートを提供している。
主な更新内容には第5世代移動通信システム(5G)のサービスエリアの拡大への対応が含まれている。
2.5GHz帯を利用した5Gに対応することで、5Gを利用できるサービスエリアを拡大する。
5Gの無線方式はNR方式を採用しており、2.5GHz帯のNR BandはFR1のn41である。
2022年4月8日より提供を開始したソフトウェアのアップデートを適用すると、新たにn41に対応することになる。
なお、ソフトウェアのアップデートは目安の所要時間が約10分で、アップデートファイルの容量が約3MBとなっている。
正常にソフトウェアのアップデートが完了すると、ソフトウェアのビルド番号は1.0.4_Uとなる。
2.5GHz帯はUQ Communicationsが割当を受けた周波数で、総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)より広帯域移動無線アクセス(BWA)向け周波数として割当を受けた。
BWA向け周波数では第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と高い互換性を確保した無線方式を導入しているが、周波数の有効活用を目的に5Gの技術を順次導入する計画である。
総務省が運用する電波利用ホームページを参照すると、一部の地域では2.5GHz帯を利用した5Gの基地局を開設しているが、公式には2022年秋以降に一部の地域で5Gを順次導入すると案内している。
2022年秋以降に2.5GHz帯を利用した5Gの本格的な展開を開始すると思われる。
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