クアルコム、Snapdragon 7 Gen 1 Mobile Platformを発表
- 2022年05月28日
- その他モバイル端末
米国(アメリカ)のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesは携帯端末向けチップセット「Snapdragon 7 Gen 1 Mobile Platform」を発表した。
携帯端末向けに開発したミッドレンジのチップセットである。
ミッドレンジからミッドハイのスマートフォンを中心に採用を想定しており、ハイエンド向けの需要が高い機能と技術を選択して提供するという。
製造プロセスは4nmプロセス技術を採用している。
CPUは64bitに対応したQualcomm Kryo CPUで、動作周波数は最大2.4GHzとなっている。
GPUはQualcomm Adreno GPUを搭載する。
ディスプレイのリフレッシュレートと解像度は最大60HzでQHD+または最大144HzでFHD+である。
カメラの画素数はシングルカメラの場合に最大で約2億画素となる。
Qualcomm FastConnect 6900を搭載しており、Bluetooth 5.3や無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz/6GHz)を利用できる。
通信モデムはSnapdragon X62 5G Modem-RF Systemで、通信方式はNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応する。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応し、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成、周波数はサブ6GHz帯(Sub6)を中心とするFR1とミリ波(mmWave)を中心とするFR2で定義されたNR Bandの実装が可能である。
FR1では下りの4×4 MIMO、FR2では下りの2×2 MIMOや4搬送波を使用したキャリアアグリゲーション(CA)に対応し、5Gの通信速度は下り最大4.4Gbpsとなる。
複数の携帯端末メーカーがSnapdragon 7 Gen 1 Mobile Platformを採用した携帯端末を2022年第2四半期以降に製品化する。
中国のHonor Device (栄耀終端)、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)などが製品化することが決定している。
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