トヨタ自動車、ローカル5Gの無線局免許を取得
- 2023年03月19日
- Local 5G
TOYOTA MOTOR CORPORATION (トヨタ自動車)はローカル5Gの無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運営する電波利用ホームページで無線局免許の情報を確認できる。
TOYOTA MOTOR CORPORATIONは総務省の東海総合通信局より2023年2月28日付けでローカル5Gの無線局免許を取得した。
無線局の種別は基地局で、無線局の目的は一般業務用となっている。
周波数は4800~4900MHz、帯域幅は100MHz幅、出力は最大30Wで運用できる。
総務省がローカル5G向けに割当した周波数の一部を使用するため、ローカル5Gの基地局の無線局免許であることが分かる。
ローカル5Gでは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式としてNR方式を導入することになる。
NR BandはFR1のn79である。
送受信所は愛知県豊田市であるため、TOYOTA MOTOR CORPORATIONは豊田市内でローカル5Gの基地局を開設する。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成のOption 2でローカル5Gを運用すると思われる。
これまでに、TOYOTA MOTOR CORPORATIONは豊田市内の工場でローカル5Gの開発実証を行い、ローカル5Gを活用した作業の効率化や安全面の向上を実現するための調査検討を実施した。
ローカル5Gの開発実証は実験試験局免許を取得して実施したが、2023年2月28日には商用の免許を取得したため、ローカル5Gの実用化に向けて準備を進めていると考えられる。
ローカル5Gの商用の免許はTOYOTA MOTOR CORPORATIONとしては初めて取得したが、TOYOTA MOTOR CORPORATIONの子会社としてはTOYOTA PRODUCTION ENGINEERINGおよびTOYOTA MOTOR KYUSHU (トヨタ自動車九州)が取得した実績がある。
TOYOTA PRODUCTION ENGINEERINGおよびTOYOTA MOTOR KYUSHUはTOYOTA MOTOR CORPORATIONの完全子会社である。
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