本田技研工業、ローカル5Gの無線局免許を取得
- 2023年11月02日
- Local 5G
Honda Motor (本田技研工業)はローカル5Gの基地局の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページで確認できる。
Honda Motorは2023年9月15日付けで2局の無線局免許を取得している。
いずれも無線局の種別は基地局で、無線局の目的は一般業務用となっている。
周波数は4800~4900MHzを使用する。
総務省がローカル5G向けに割当した周波数を使用するため、ローカル5Gの基地局の無線局免許であることが分かる。
Honda Motorとしては初めてローカル5Gの基地局の無線局免許を取得したことになる。
ローカル5Gでは無線方式として第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入できる。
NR BandはFR1のn79となる。
基地局の設置場所は栃木県さくら市である。
さくら市ではHonda Motorの連結子会社で研究開発機能を有するHonda R&D (本田技術研究所)が研究開発拠点としてHRD Sakuraを開設している。
そのため、Honda MotorはHRD Sakuraにローカル5Gの基地局を開設する計画と思われる。
これまでに、Honda R&DはSoftBank Corp.と5Gを活用したコネクテッドカーの技術検証を実施した実績もある。
Honda Motorがローカル5Gの基地局の無線局免許を取得した理由としては傘下の研究開発拠点にローカル5Gを整備して技術検証を加速することなどが考えられる。
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