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ベトナム国営の軍隊工業通信グループ、自社製の5G基地局を展開



ベトナム政府が所有する国営のViettel Group (軍隊工業通信グループ)の支店であるViettel High Technology Industries Corporation – Branch of Viettel Groupは独自に開発した第5世代移動通信システム(5G)の基地局の展開を開始したと発表した。

Viettel High Technology Industries Corporation – Branch of Viettel Groupが独自で開発した基地局の通信設備には米国(アメリカ)のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesが開発したQualcomm QRU100 5G RAN Platformを採用した無線装置およびQualcomm X100 5G RAN Accelerator Cardを採用した分散装置が含まれる。

無線装置と分散装置のフロントホールインタフェースはオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)の標準仕様に準拠する。

Viettel Groupの支店でベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupで採用しており、Viettel Groupとしては傘下の移動体通信事業者で傘下の支店が開発した事実上の自社製の基地局を導入することになる。

最初はベトナムの首都・ハノイ市のハイバーチュン区に配備した。

人口密度が高いハイバーチュン区の高トラヒックエリアで展開することで、最適化の取り組みを促進するとともに、Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupの厳しい要件を満たすための改善を迅速に行えたと説明している。

下りの通信速度は商用を想定した環境で850Mbpsを記録しており、主要なベンダと同等のパフォーマンスを確認したという。

ベトナムで検証に成功後はViettel Groupが移動体通信事業者として参入するベトナムを含めた11か国で展開するほか、その他の国や地域にも拡大する計画である。

なお、11カ国にはベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー(ビルマ)、東ティモール(ティモール・レステ)、カメルーン、ブルンジ、タンザニア、モザンビーク、ハイチ、ペルーが含まれる。

ベトナムでは一般の加入者も5Gを利用できるが、試験用の免許に基づき5Gを運用しているため、正確には商用の5Gではない。

2023年12月末までに5Gの免許を交付する計画であるため、5Gの商用化は2023年12月末以降となる。

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