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韓国のStage X、2025年前半に第4のMNOとして商用化へ



韓国のStage Xは2025年に移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを商用化することが分かった。

Stage Xは2024年1月31日に韓国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)より第4の移動体通信事業者として選定された。

説明会を開催して新規参入に関する計画を共有しており、2024年第2四半期に携帯通信事業を行う事業会社の法人登記を完了する予定で、2025年前半に携帯通信サービスを商用化するという。

Stage Xは第4の移動体通信事業者の選定に向けて設立した特別目的会社であるため、事業会社を新たに設立する模様である。

700MHz帯と28GHz帯の割当を受けたが、構築義務は28GHz帯に限り設定しており、科学技術情報通信部は周波数の割当から3年以内に28GHz帯で6,000局の基地局を構築することを義務付けている。

そのため、基本的には28GHz帯で第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を整備することになる。

700MHz帯はアンカーバンドとして機能する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用する。

28GHz帯ではカバレッジの確保は不可能と認識しているため、将来的にはミッドバンドも取得して韓国全土で5Gの構築を進めるという。

当面は28GHz帯を主力の周波数として5Gを整備する必要があるが、韓国で正規に発売した28GHz帯の5Gに対応したスマートフォンは1機種にとどまる。

28GHz帯の5Gに対応したスマートフォンが少ないため、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)や米国(アメリカ)のAppleが米国で発売した28GHz帯の5Gに対応したスマートフォンを韓国でも利用できるよう科学技術情報通信部と協議するという。

28GHz帯でもNR BandやE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)の組み合わせも考慮する必要があるほか、Samsung ElectronicsやAppleと協議も必要となるため、実現に関しては不透明である。

台湾のFIH Mobile (富智康集団)とはオリジナルのスマートフォンも開発する計画を公表している。

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