AQUOS R9と思われるシャープ製スマホがFCC通過、対応バンドが判明
- 2024年06月20日
- docomo-SHARP, SoftBank-SHARP
SHARP CORPORATION製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「APYHRO00332」が2024年6月17日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過した。
FCC IDはAPYHRO00332である。
携帯通信網はNR (FR1, FDD) n5/n66, NR (FR1, TDD) n41, LTE (FDD) B2/B4/B5/B7/ B12/B13/B17/B66, LTE (TDD) B38/B41, W-CDMA II/IV/V, GSM 850/1900で認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。
無線LANの周波数は2.4GHz帯と5GHz帯で認証を受けており、規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/beに対応する。
連邦通信委員会の認証では型番を記載しておらず、型番に代わりFCC IDを用いる。
製品名はSmart Phoneと記載しているため、スマートフォンとなることが分かる。
米国の政府機関である連邦通信委員会では原則として米国で利用できる周波数に限り認証を行うが、米国で無効化する周波数も含めてアンテナの仕様としてAPYHRO00332で実装した全部の周波数を開示している。
携帯通信網はNR (FR1, FDD) n1/n3/n5/ n7/n28/n66, NR (FR1, TDD) n38/n40/n41/ n77/n78/n79, LTE (FDD) B1/B2/B3/B4/B5/ B7/B8/B11/B12/ B13/B17/B18/B19/ B20/B21/B28/B66, LTE (TDD) B38/B39/B40/B41/B42, W-CDMA I/II/IV/V/VIII, GSM 850/900/1800/1900に対応する。
無線LANは2.4GHz帯と5GHz帯に加えて6GHz帯にも対応しており、米国以外では6GHz帯も有効となる場合がある。
比較的上位の機種で対応する傾向のIEEE 802.11ax/beにも対応するため、ハイスペックなスマートフォンと推測できる。
SHARP CORPORATIONはハイスペックなスマートフォンとしてAQUOS R9を発表しており、APYHRO00332はAQUOS R9に該当すると考えられる。
AQUOS R9は日本、台湾、シンガポール、インドネシアで2024年7月中旬以降に順次発売する予定で、日本ではNTT DOCOMOとSoftBank Corp.が取り扱う。
近年のSHARP CORPORATION製のスマートフォンは複数の型番でハードウェアを共通化して型番ごとに製品として対応する周波数を変更することが多く、AQUOS R9も同様と思われる。
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