楽天モバイル、BMI製の5G無線装置を本格的に運用開始
- 2024年10月06日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)はカナダのBluewaves Mobility Innovation (BMI)製の無線装置の運用を本格的に開始したことが分かった。
Bluewaves Mobility Innovation製の無線装置は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式に対応しており、周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の3.7GHz帯で動作するため、NR BandはFR1のn77として運用する。
例外も存在するが、Bluewaves Mobility Innovation製の無線装置は屋外のマクロセル用の基地局を中心に展開している。
アンテナ分離型無線装置であるため、多くの基地局で米国(アメリカ)のCommunication Components Inc. (CCI)製のアンテナと組み合わせている。
2023年第4四半期、より詳細には2023年12月頃から日本全国でBluewaves Mobility Innovation製の無線装置を設置する動きを確認できたが、ほとんどの基地局で工事の完了後も未開局の状態が続いていた。
2024年第3四半期、より詳細には2024年7月上旬頃から近畿地方の複数の府県でBluewaves Mobility Innovation製の無線装置の運用を開始したことを確認しており、さらに2024年10月上旬までに筆者がBluewaves Mobility Innovation製の無線装置の設置を確認した基地局の過半でBluewaves Mobility Innovation製の無線装置の開局も確認できた。
そのため、Rakuten MobileはBluewaves Mobility Innovation製の無線装置の運用を本格的に開始したと判断している。
なお、Bluewaves Mobility Innovation製の無線装置は機器名称がORU1229である。
当初は認証取扱業者をZillnkとして電波法に基づく工事設計認証を受けた。
Zillnkは中国のSichuan ZILLNK Technology (四川恒湾科技)が保有するブランドの名称で、法人名ではなくブランド名を認証取扱業者の氏名もしくは名称として使用したことになる。
しかし、認証取扱業者に変更が発生しており、認証取扱業者をBluewaves Mobility Innovationとして新たに工事設計認証を受けたほか、過去の工事設計認証は認証取扱業者をZillnkからBluewaves Mobility Innovationに変更した。
そのため、工事設計認証上のベンダはBluewaves Mobility Innovationとなる。
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