米T-Mobile USAが5G RedCapを商用化、USBモデムを発売
- 2025年01月14日
- 海外携帯電話
米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でRedCapを商用化した。
RedCapはスタンドアローン(SA)構成で運用するNR方式をIoT向けに最適化した規格で、帯域幅や高度化技術を含む機能を抑制してコストや消費電力の低減を実現する。
RedCapの商用化に伴い対応機種として香港特別行政区のTCL Communication製のUSBモデム型のデータ通信専用端末であるTCL LINKPORT IK511を発売している。
TCL LINKPORT IK511は北米(北アメリカ)で市販されている唯一のRedCapに対応した端末となる。
通信モデムとしては米国のQualcomm Technolgiesが開発したSnapdragon X35 5G Modem-RF Systemを採用した。
なお、Snapdragon X35 5G Modem-RF SystemはRedCapに対応した世界初の商用の通信モデムである。
T-Mobile USAは全米でRedCapを提供する唯一の移動体通信事業者と説明している。
通信速度は下り最大220Mbpsで提供する。
TCL Communicationと緊密に協力してTCL LINKPORT IK511の製品化およびRedCapの商用化を実現した。
TCL LINKPORT IK511の価格は96米ドル(約15,000円)である。
カラーバリエーションはBlackの1色展開となる。
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