NTTドコモ、5G国際ローミングの対象にマレーシアなど追加

NTT DOCOMOは国際ローミングのWORLD WINGで第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式を利用できる5G国際ローミングの対象の国を追加したことが分かった。
NTT DOCOMOでは2022年7月15日に5G国際ローミングを商用化した。
5G国際ローミングの対象となる国および地域は順次追加している。
2025年2月28日より新たにマレーシアおよびアルメニアが対象の国となった。
対象の移動体通信事業者(MNO)はマレーシアがMaxis Broadbandで、アルメニアがViva Armeniaとなる。
なお、NTT DOCOMOはマレーシアでは対象の移動体通信事業者をMaxis Broadbandと案内しているが、Maxis Broadbandは移動体通信事業者でも5Gの構築および運用は認められておらず、5Gはマレーシアの卸売専業の移動体通信事業者であるDigital Nasionalから卸提供を受けて提供することに留意しておきたい。
そのため、実際にはマレーシアではDigital Nasionalが構築した5Gを利用することになる。
ローミング協定はNTT DOCOMOとMaxis Broadbandの間で締結したほか、Digital Nasionalの基地局はMaxis Broadbandの公衆陸上移動体通信番号(Public Land Mobile Network Number:PLMN番号)も報知しているため、5G国際ローミングではMaxis BroadbandのPLMN番号にローミングインする。
携帯端末で表示する通信事業者名はDigital Nasionalが構築した5Gを利用時もMaxis Broadbandを意味するMaxisやMy Maxisなどの表示となる。
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