NTTドコモ、ミリ波の5G基地局でエリクソンのAIR 1281を導入か
- 2025年12月02日
- docomo-総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は同省が運営する電波利用ポータルで電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。
スウェーデンのEricssonの日本法人であるEricsson Japanは基地局「ERS A1281-B257」に関して2025年11月7日付けで一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター(TELECOM ENGINEERING CENTER:TELEC)を通じて電波法に基づく工事設計認証を受けたことが分かった。
特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備である。
証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備はTD-5G-NR(準ミリ波帯)用基地局に該当する。
周波数は27400~27800MHzで工事設計認証を受けている。
NTT DOCOMOが割当を受けた28GHz帯に対応することになる。
準ミリ波帯の周波数は携帯通信分野では一般にミリ波(mmWave)として認識される。
そのため、NTT DOCOMO向けのミリ波の5Gの基地局と考えられる。
ERS A1281-B257は機器名称からEricssonが展開するAIR 1281のラインナップのひとつと考えられる。
これまで、AIR 1281は機器名称をERS 1281 B257としてKDDI CORPORATIONおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)、ローカル5G、SoftBank Corp.の周波数、ERS 1281 B257BとしてNTT DOCOMOおよびローカル5Gの周波数で工事設計認証を受けている。
過去にもNTT DOCOMOの周波数を含めて工事設計認証を受けた実績はあるが、ERS A1281-B257はNTT DOCOMOの周波数に限定して工事設計認証を受けたため、NTT DOCOMO向けであることが有力と判断できる。
AIR 1281は日本国内外で広く展開しており、日本国内ではKDDI CORPORATION、Okinawa Cellular Telephone Company、SoftBank Corp.、ローカル5Gで採用の実績がある。
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