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電気興業、NTTドコモに700MHz帯のO-RAN準拠5G無線装置を納入開始



DKK (電気興業)はNTT DOCOMO向けに700MHz帯の周波数に対応した第5世代移動通信システム(5G)の無線装置の納入を開始したと発表した。

無線装置は基地局を構成する通信設備のひとつである。

NTT DOCOMOに納入を開始した700MHz帯に対応した5Gの無線装置は高効率化を重視した設計を採用している。

DKKの独自技術による小型化と低消費電力も実現したという。

カバレッジの確保に有利な700MHz帯に対応しているため、広域な5Gの展開で活用が想定されている。

無線方式は5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応する。

NR BandはFR1のn28となる。

分散装置と接続するフロントホールインタフェースの仕様にはO-RANフロントホール仕様を採用している。

なお、O-RANフロントホール仕様はOpen RANの仕様策定を推進する標準化団体でドイツに本部が所在するO-RAN ALLIANCEが策定した。

事実上、Open RANに対応した無線装置となる。

DKKは過去の実績を評価のうえで700MHz帯に対応した5Gの無線装置の供給が実現したとの認識を示している。

過去にNTT DOCOMO向けには3.4GHz帯に対応した5Gの無線装置を納入した実績がある。

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