KTは150MbpsのLTEサービス開始は早くても2013年の年末に
- 2013年06月27日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるKTは2倍速のLTEサービスを提供する時期は早くても2013年の年末となることが分かった。
韓国ではSK Telecomが2013年6月26日から下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsのサービスを開始しており、LG U+が2013年7月上旬から開始する予定となっている。
いずれもLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションを利用して高速化したサービスを実現する。
キャリアアグリゲーションは異なる帯域を束ねて利用する技術で、10MHz幅*2と10MHz幅*2を束ねて20MHz幅*2としている。
KTはLTE 1800(B3) MHzとLTE 900(B8) MHzでLTEサービスを提供しているが、LTE 900(B8) MHzはRFIDやコードレス電話との干渉問題があるため、LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションを適用不可な状況となっている。
韓国では国家行政機関である未来創造科学部はKTに対して1.8GHz帯の追加割り当てを検討している。
1.8GHzの追加割り当てが実現すれば、隣接する20MHz幅*2を保有することになる。
隣接しているのでLTE-AdvancedではなくLTE UE Category 4で下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsのサービスも可能となる。
割り当ては2013年8月に決まる予定で、KTが下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsのサービスを提供可能となるのは早くても2013年の年末頃となる見通しで、他の2社から高速化されたサービスの開始が大きく遅れることになる。
しかし、SK TelecomとLG U+は隣接する周波数帯を得るのは不公平とし、KTに1.8GHz帯を割り当てることに関して反対の意見を未来創造科学部に提出している。
LTE-AdvancedよりもLTE UE Category 4の方が対応するためのハードルは低いため、反対意見が出るのも仕方がない。
ただ、高速化したサービスの開始が遅れるKTとしては早期に周波数帯を獲得して、ビハインドを少なくしておきたいところだろう。
・NAVER NEWS
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=105&oid=366&aid=0000132437
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