イタリアのTIMが3CC CAを商用化、ローマおよびバチカン市国で下り最大300Mbpsに
- 2015年11月19日
- 海外携帯電話
イタリアのTelecom Italia傘下の移動体通信事業者であるTelecom Italia Mobile (TIM)は3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を商用化した。
LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションは2014年第4四半期より4G PLUSとして導入し、2コンポーネント・キャリアを束ねるキャリアアグリゲーションによって通信速度を下り最大225Mbpsとして提供していた。
3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーションは2.6GHz帯(Band 7)、1.8GHz帯(Band 3)、800MHz帯(Band 20)の周波数を束ねるCA_3-7-20を採用しており、通信速度は下り最大300Mbpsに達する。
まずはローマ市内に位置するバチカン市国のサン・ピエトロ広場付近で3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーションを導入したことを明らかにしており、ローマおよびバチカン市国の一部を下り最大300Mbpsの提供エリアとしている。
なお、バチカン市国には移動体通信事業者が存在せず、イタリアの移動体通信事業者がカバーする。
対応端末としてはSamsung Galaxy S6 edge+を用意している。
これまでTelecom Italia Mobileは2.6GHz帯と1.8GHz帯でLTEサービスを提供してきたが、800MHz帯におけるLTEサービスの提供が可能となったことにより、3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーションの導入も実現した。
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