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東ティモール向けスマートフォンTelemor T8301はViettelグループのみSIMフリー



東ティモール民主共和国(ティモール・レステ:以下、東ティモール)の首都・ディリを訪問し、東ティモールの移動体通信事業者でTelemorブランドを展開しているViettel Timor Lesteが販売するスマートフォン「Telemor T8301」を購入した。

シンガポールを経由して東ティモールに渡航したが、シンガポールに戻ってTelemor T8301にシンガポールの移動体通信事業者のSIMカードを挿入すると利用できず、SIMロックが掛けられていることが判明した。

Viettel Timor LesteはベトナムのViettel Group (軍隊通信グループ)の子会社で、Viettel Groupは子会社や関連会社を通じて世界各地で移動体通信事業を展開している。

そこで、Viettel Group傘下の移動体通信事業者のSIMカードであれば利用できるかもしれないと予想し、Telemor T8301にViettel Group傘下の移動体通信事業者各社のSIMカードを挿入してみた。

Viettel Groupとしては東ティモールや本拠地のベトナム以外に、カンボジア、ラオス、カメルーン、モザンビーク、ブルンジ、タンザニア、ハイチ、ペルーで移動体通信事業を手掛けており、このうちアジアにおけるViettel Group傘下の移動体通信事業者各社のSIMカードはすべて現地を訪問して入手したため、Telemor T8301にベトナムのViettel Telecom、Metfoneブランドを展開するカンボジアのViettel (Cambodia)、Unitelブランドを展開するラオスのStar TelecomのSIMカードを入れた。

予想は的中、Viettel Group傘下の移動体通信事業者のSIMカードは利用可能で、Viettel Group傘下の移動体通信事業者のみSIMロックフリーとなっていた。

Viettel Timor Lesteに限らず、グローバルブランドのスマートフォンはSIMロックフリーで販売し、移動体通信事業者のブランドで展開する低価格なスマートフォンはSIMロックが掛けられているケースは決して珍しくはなく、Telemor T8301もそのようなケースのひとつと言えるが、Viettel Groupの移動体通信事業者のみSIMロックフリーというあまり知られていない事実を発見することができた。

現地の移動体通信事業者や地場ブランドが展開するスマートフォンを購入することで新しい発見があり、またその国や地域の携帯電話事情への理解を深めることに役立てられるため、海外渡航時は現地のスマートフォンを買わなければならないと改めて感じた。

t8301_1

Telemor T8301のフロント
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Telemor T8301のリア

viettel_sim

Viettel Telecom (左上)、Viettel Timor Leste (左下)、Viettel (Cambodia) (右上)、Star Telecom (右下)のSIMカード

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