NTTドコモが256QAMと4×4 MIMOを導入してPREMIUM 4Gを下り最大682Mbpsに高速化
- 2016年10月20日
- docomo-総合
NTT DOCOMOはLTE-AdvancedによるPREMIUM 4Gを高速化して下り最大682Mbpsで提供することを発表した。
LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)に加えて、多値変調方式は従来の64QAMから256QAMとし、MIMOは2×2 MIMOから4×4 MIMOとする。
FDD-LTE方式では256QAMのみを導入し、TD-LTE方式では256QAMに加えて4×4 MIMOも導入する。
NTT DOCOMOのネットワークにおいて、256QAMおよび4×4 MIMOの導入前後の1コンポーネント・キャリア(1CC)あたりの下りの通信速度は下記の通りである。
B1 :112.5Mbps → 150Mbps (256QAM)
B3 :150Mbps → 200Mbps (256QAM)
B19:112.5Mbps → 150Mbps (256QAM)
B21:112.5Mbps → 150Mbps (256QAM)
B28:75Mbps → 100Mbps (256QAM)
B42:110Mbps → 181Mbps (4×4 MIMO)
B42:110Mbps → 241Mbps (256QAM + 4×4 MIMO)
なお、B1はFDD-LTE方式の2.1GHz帯、B3はFDD-LTE方式の1.8GHz帯、B19はFDD-LTE方式の800MHz帯、B21はFDD-LTE方式の1.5GHz帯、B28はFDD-LTE方式の700MHz帯、B42はFDD-LTE方式の3.5GHz帯となる。
これにより、CA_1A-3A-19Aの組み合わせの3CC CAと256QAMに対応する機種は通信速度が下り最大500Mbpsに達する。
NTT DOCOMOのネットワークで下り最大500Mbpsとなる機種はLG Electronics製のV20 PRO L-01JとSony Mobile Communications製のXperia XZ SO-01Jである。
また、CA_3A-42Cの組み合わせの3CC CAと256QAMおよび4×4 MIMOの両方に対応する機種は通信速度が下り最大682Mbpsとなる。
NTT DOCOMOのネットワークで下り最大682Mbpsとなる機種はNEC Platforms製のWi-Fi STATION N-01Jが用意されている。
下り最大500Mbpsは2017年3月に提供を開始する予定で、下り最大682Mbpsは2017年3月以降に提供を開始する予定としている。
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