中国当局、クアルコムに対してNXP買収計画の是正を要求
- 2018年04月20日
- その他モバイル端末
米国のQualcommはオランダのNXP Semiconductorsを買収する計画に関して、中国で従来の買収計画に係る申請を撤回し、新たな買収計画に係る申請を提出すると発表した。
中国の政府機関である商務部(Ministry of Commerce:MOFCOM)が買収計画に係る申請の是正を要求しており、それに対応するため内容を修正して買収計画に係る申請を再提出するという。
Qualcommは2016年10月に同社の全額出資子会社でオランダのQualcomm River Holdingsを通じてNXP Semiconductorsを買収することで合意した。
従来の売買契約の有効期限は2018年4月25日までと設定していたが、買収計画に係る申請の再提出に伴い、売買契約の有効期限を2018年7月25日までに延長している。
2018年7月25日の23時59分(東部夏時間)までに商務部より買収計画の承認を取得できない場合、Qualcommは2018年7月26日の9時(同)までにNXP Semiconductorsへ売買契約の終了に伴う違約金を支払い、NXP Semiconductorsの買収を中止することになる。
すでに商務部以外の欧州などの各規制当局からは買収計画の承認を取得しており、商務部の承認を待つだけの状況となっている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。