タイの携帯電話事業者dtac TriNetがTD-LTEを利用開始、4×4 MIMOも導入
- 2018年05月22日
- 海外携帯電話
タイのTotal Access Communicationの子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるdtac TriNetはTD-LTE方式の利用を開始したと発表した。
これまでdtac TriNetはFDD-LTE方式で4GとしてLTEサービスを提供してきたが、新たにTD-LTE方式の利用も開始している。
タイの移動体通信事業者で国有企業であるTOTとのローミング契約に基づいてTD-LTE方式を利用する。
TOTが保有する2.3GHz帯の64MHz幅のうち60MHz幅をTD-LTE方式で使う。
周波数はTD-LTE方式の2.3GHz帯(Band 40)となり、TD-LTE方式では4×4 MIMOも実装するという。
まずは首都・バンコク都内の10ヶ所でTD-LTE方式の基地局を開局しており、2018年末までにバンコク都のほか36県でTD-LTE方式を導入する計画である。
利用端末によって異なるが、TD-LTE方式に接続すると通信事業者名はdtac-Tと表示される場合がある。
2015年以前に発行したSIMカードではTD-LTE方式を利用できない場合があるため、必要に応じてSIMカードを交換するよう案内している。
なお、TOTはTotal Access Communicationに少数株主として資本参加しており、持分比率は5.58%となっている。
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