台湾の亞太電信が5G試験網の構築許可を取得
- 2018年05月28日
- 海外携帯電話
台湾のFoxconn Technology Group (鴻海科技集団)傘下で台湾の移動体通信事業者(MNO)であるAsia Pacific Telecom (亞太電信)は第5世代移動通信システム(5G)の試験用ネットワークの構築に係る許可を台湾の政府機関で電気通信分野を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)より取得したと発表した。
標準化団体の3GPPで策定される5Gの規格に準拠した5Gの試験用ネットワークを構築するという。
台北市内湖区、新北市土城区、新竹市で5Gの試験用ネットワークを構築する計画と案内している。
台北市内湖区にはFoxconn Technology Groupの中核企業であるHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)の台北本部、新北市土城区にはHon Hai Precision Industryの本社があり、いずれもAsia Pacific Telecomを含めたFoxconn Technology Groupの主要な拠点で、Foxconn Technology Groupの主要な拠点を中心に5Gの試験用ネットワークを構築すると思われる。
なお、Hon Hai Precision Industryの台北本部にはAsia Pacific Telecomの本社も入る。
Foxconn Technology Groupは新竹市にも拠点を有するが、新竹市ではFoxconn Technology Groupの拠点からすぐ近くにある国立交通大学のキャンパスで5Gの試験用ネットワークを構築する計画である。
台湾で5Gの試験用ネットワークの構築に係る許可を取得した移動体通信事業者はAsia Pacific Telecomが初めてとなる。
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