NTTドコモが近畿地方の地震に関するモバイル空間統計を用いた分析結果を公開
- 2018年06月22日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは近畿地方で発生した地震に関するモバイル空間統計を用いた分析結果を公開した。
モバイル空間統計の速報値を用いて、2018年6月18日の7時58分頃に発生した大阪府北部を震源とする最大震度6弱を観測した地震に関する分析を実施したという。
対象日は平時が2018年5月21日、地震発生日が2018年6月18日、時刻が24時間、エリアが大阪府全域で500mメッシュとなっている。
大阪市中心部における地震発生前後の人口は14時の時点で、地震発生日は平時と比べて約50万人減少となった。
平時に対する人口増減率について、14時台は大阪府北部に滞留する人が多く、通勤や通学が困難となった人が多く滞留していると想定されている。
大阪府外居住者の流入人口は、平時と比べて地震発生直後の8時頃から少なくなり、最大で平時と比べて30万人弱減少となった。
18時以降の帰宅時間帯における大阪市中心部の人口はなだらかに減少しており、地震の影響で大阪市中心部に夜間滞留を余儀なくされた人口の規模は限定的と推定されている。
なお、NTT DOCOMOが公開した人口分布の図はNTT DOCOMOが携帯電話ネットワークの仕組みを活用して作成しており、防災計画分野で有用との思いから期間限定で公開するとのことである。
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