ZTE、最終的にMWCS 2018は出展せず
- 2018年07月01日
- 海外携帯電話
中国のZTE (中興通訊)はGSM Association (GSMA)が主催したMobile World Congress Shanghai 2018 (2018年世界移動大会-上海:以下、MWCS 2018)への出展を断念した。
当初、ZTEはMWCS 2018の出展者およびパートナープログラムの両方に名を連ねていたが、米国政府による制裁措置の影響で主要な事業の停止に追い込まれ、出展者とパートナープログラムの両方から削除されていた。
2018年6月にはMWCS 2018の公式ウェブサイトでZTEが出展者のページに復活し、2018年6月24日に配信されたMWCS 2018の会場案内図にもZTEのブースが掲載されており、一転してMWCS 2018への出展も期待された。
MWCS 2018の会場に足を運ぶと、そこでも会場案内図にZTEのブースは掲載されていたが、ZTEのブースとされるスペースは休憩場などになっており、最終的にZTEはMWCS 2018への出展を断念したことが分かった。
なお、ZTEはMWCS 2018でRegistration Sponsorを努めており、その費用は制裁措置の発動前に支払いを完了した模様で、Registration Sponsorの枠と思われるZTEの広告だけはMWCS 2018の会場で見られた。
制裁措置の影響や第5世代移動通信システム(5G)の動向などについて、ZTEに聞きたいことがあっただけに極めて残念である。
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