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サムスン電子がインドで世界最大のスマホ工場、竣工式は印韓両首脳も出席



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はインドで新たな携帯電話の工場を設立した。

Samsung Electronicsによると新たな工場は年間製造能力が6,800万台であるが、さらなる拡張を段階的に進めて年間製造能力は1億2,000万台の規模とし、世界最大の携帯電話の工場になるという。

工場の拡大は2020年までに完了する予定と案内している。

インドの首都・デリーの近郊都市であるウッタル・プラデーシュ州ノイダに位置しており、Samsung Electronicsとしてはノイダでは2番目の工場となるため、ノイダ第2工場とも呼ばれる。

主にスマートフォンを製造することが決まっており、竣工式にはSamsung Electronicsから李在鎔副会長や高東真IM (IT & Mobile Communications)部門長兼IM部門無線事業部長が出席したほか、インドのナレンドラ・ダモダルダス・モディ首相や訪印した韓国の文在寅大統領も出席した。

Samsung Electronicsは2007年よりインドで携帯電話を製造しており、2017年6月7日にノイダで新たな工場の設置に向けて追加投資を行うと発表していた。

ナレンドラ・ダモダルダス・モディ首相が提唱するMake for Indiaの政策に呼応し、インド国内でスマートフォンの製造を本格化していたが、インド国内の工場で製造したスマートフォンは基本的にインド向けまたはインド周辺の南アジアの国々向けに限られた。

しかし、新たな工場の設置に伴いSamsung Electronicsにとってインドは中国とベトナムに並ぶ3大製造拠点となり、インドの工場で製造したスマートフォンもグローバル向けに本格的に輸出する方針で、Make for Indiaを拡大してインドから世界への輸出を目指すMake for the Worldを掲げ、それを実現するという。

なお、文在寅大統領は新たな工場の竣工を祝福したうえで、Samsung Electronicsに対しては韓国でさらなる投資と雇用創出に貢献するよう求めた。

Samsung Electronicsは韓国国内でも工場を保有するが、韓国国内の製造拠点を縮小してベトナムの製造拠点を拡大しており、過去に韓国政府がベトナムから韓国へ製造機能の一部移転を求めたものの、実現に至らなかった経緯がある。

Samsung India

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