koryolinkの最大出資者がOrascom Investment Holdingに社名変更
エジプトのOrascom Investment Holdingは社名をOrascom Telecom Media and Technology HoldingからOrascom Investment Holdingに変更したと発表した。
2018年4月29日に開催した理事会において、株主の承認を条件として社名の変更を決定し、2018年6月5日に開催した臨時総会では株主より社名変更の承認を得ていた。
社名はOrascom Telecom Media and Technology HoldingからOrascom Investment Holdingに変更し、社名の略称はOTMTからOIHに変更した。
正式な社名はOrascom Telecom Media and Technology Holding S.A.E.からOrascom Investment Holding S.A.E.となる。
社名の変更は2018年7月9日より効力を有する。
2018年7月9日以降も関連当局などで社名の変更に係る必要な手続きを完全に完了するまでは一部でOrascom Telecom Media and Technology Holdingと称していたが、2018年8月中旬までにエジプト証券取引所やロンドン証券取引所でもOrascom Telecom Media and Technology HoldingからOrascom Investment Holdingに変更した。
なお、エジプト証券取引所では上場委員会が2018年8月8日に社名の変更を承認し、2018年8月9日よりOrascom Investment Holdingとして取引している。
社名を変更した背景には事業内容や戦略の変更があり、電気通信および技術分野を主軸とする企業から様々な分野で投資を行う企業に生まれ変わる戦略を社名に反映させた。
高い収益性を確保するため、エネルギー、金融サービス、農工業、不動産開発、物流、運輸などを含めた様々な分野で戦略的投資を行い、高成長事業や高収益事業を展開するという。
なお、Orascom Investment Holdingは事業の売却などで電気通信および技術分野の事業を減らし、電気通信および技術分野における主要な事業は朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)のCHEO Technology JV Company (逓オ技術合作会社)とレバノンのOrascom Telecom Lebanonである。
北朝鮮のCHEO Technology JV CompanyはOrascom Investment Holdingによる出資比率が75%で、ブランド名をkoryolink (高麗網)として移動体通信事業を手掛ける。
レバノンのOrascom Telecom Lebanonはレバノン政府との管理契約に基づき、レバノン国有の移動体通信事業者(MNO)であるMobile Interim Company 1 (MIC1)の運営を担い、Orascom Investment Holdingによる出資比率は99.8%となっている。
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