米国のVerizonが商用の5G NRネットワークでデータ伝送に成功
- 2018年09月10日
- 海外携帯電話
米国の移動体通信事業者(MNO)であるVerizon WirelessとフィンランドのNokiaは商用のNR方式のネットワークでデータ伝送に成功したと発表した。
移動体通信向けに第5世代移動通信システム(5G)を商用化するために、Verizon WirelessとNokiaは協力して研究開発を進めており、米国の首都・ワシントンD.C.でNR方式に準拠した商用のネットワークを構築したという。
ワシントンD.C.の中心地域において、NR方式のネットワークを通じて試験車両に搭載した移動局との間でデータ伝送に成功したとのことである。
周波数はミリ波(mmWave)を使用しており、通信設備はNokiaが開発した商用の無線機を利用した。
Verizon Wirelessの5Gは固定通信向けには独自の5GTF方式で2018年中に商用化するが、移動体通信向けにはNR方式で2019年に商用化する計画である。
NR方式のネットワークを通じたデータ伝送の成功は移動体通信向けの5Gの商用化に向けて重要な通過点になるとアピールしている。
なお、NR方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)が5Gの要求条件を満たすために規定した通信方式である。
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