NTTドコモがドコモ5Gオープンラボ OSAKAを開設、内覧会に参加
- 2018年09月14日
- Report
NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)の商用化に向けて「ドコモ5Gオープンラボ OSAKA」を2018年9月14日に開設した。
ドコモ5Gオープンラボとしてはドコモ5Gオープンラボ Yotsuyaに次いで日本全国で2ヶ所目、西日本では初めてとなる。
ドコモ5Gオープンパートナープログラムに参加する企業や団体が無償で利用できる5G技術検証環境を提供し、5Gの商用化に先立って超高速、大容量、低遅延、多接続などの特徴を有する5Gを活用したサービスの構築や検証を支援する。
ドコモ5Gオープンラボ OSAKAは大阪府大阪市北区に位置する梅田DTタワーの5階に設置しており、2018年9月14日の午前に内覧会を開催して設備を披露した。
5Gの「見る」と「試す」を体感可能で、高精細映像やVR (仮想現実)などのデモンストレーションを見て体感できるほか、コンテンツや機器を持ち込んで5G接続の検証など試して体感できると案内している。
デモンストレーションは2つのコンセプトで展示しており、映像伝送システム(低遅延4K高画質映像伝送システム)、8KパノラマVR視聴システム、4K 360°ライブ映像視聴システムのような5G実験装置による高速かつ大容量な通信を体験できるデモンストレーション、5GとVRを組み合わせた遠隔地授業のteamLabBody VR (仮称)やバーチャル空間体感システムのARCHITREND VRのような5Gを実用化後の利用イメージを体験できるデモンストレーションとなる。
検証はラボに設置しているサーバに映像コンテンツを持ち込んで5G伝送路を通した検証の実施、パートなが所有する機器やシステムを持ち込んで5G伝送路を通した検証の実施を行える。
5G伝送実験装置としてはスウェーデンのEricssonが開発した5G基地局装置、5Gアンテナ、5G移動局装置が設置されている。
5Gアンテナと5G移動局装置はサーバルーム内に設置し、5G基地局装置と5Gアンテナは光ケーブルで接続している。
周波数はミリ波(mmWave)の28GHz帯、帯域幅は731MHz幅、2×2 MIMOで、3~4Gbpsのスループットを実現する。
5G伝送実験装置や周波数は東京都新宿区のドコモ5Gオープンラボ Yotsuyaと共通で、2018年12月に沖縄県で開設する予定のドコモ5Gオープンラボ OKINAWAはNEC (日本電気)が伝送実験装置を提供し、周波数は4.5GHz帯を利用する予定である。
なお、NTT DOCOMOは2020年に5Gの商用化を目指しており、2019年にはプレ商用を予定しているという。
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