米国のVerizon Wirelessが世界初の5Gサービスを開始
- 2018年10月01日
- 海外携帯電話
米国の移動体通信事業者(MNO)であるVerizon Wirelessは第5世代移動通信システム(5G)を世界で初めて商用化した。
Verizon 5G Homeとして2018年10月1日より固定通信向けに5Gを提供する。
まずはテキサス州ヒューストン、インディアナ州インディアナポリス、カリフォルニア州ロサンゼルス、カリフォルニア州サクラメントにおける極めて限られた区域を提供エリアとしている。
月額料金は特別な割引として3ヶ月間は無料で提供し、その後はVerizon Wirelessが提供する特定のスマートフォン向けプランを契約中の顧客は月額50米ドル(約5,700円)、それ以外の顧客は月額70米ドル(約8,000円)となる。
通信速度は通常であれば300Mbps前後で、場所によっては1Gbps近くも期待できる。
通信方式はVerizon Wirelessの独自規格である5GTF方式を採用しており、周波数はミリ波(mmWave)を利用する。
Verizon Wirelessが早期に開発を進めた5GTFを採用することで、標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)が5Gの要求条件を満たすために規定したNR方式よりも早期に商用化を実現できた。
ただ、国際的にはNR方式が標準となることは確実で、Verizon WirelessもNR方式を導入して5GTF方式から置き換える計画である。
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