FirstNetの対応端末にiPhone XSとiPhone XS Maxを追加
- 2018年09月29日
- Apple関連
米国の移動体通信事業者(MNO)であるAT&T MobilityはFirstNetの対応端末にApple製のスマートフォン「Apple iPhone XS」および「Apple iPhone XS Max」を追加した。
FirstNetは米国のFirst Responder Network Authorityが提供するLTEベースの公共安全用通信で、通信方式および周波数はFDD-LTE方式の700MHz帯(Band 14)を利用している。
First Responder Network Authorityは米国の政府機関である商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の電気通信情報局(National Telecommunications and Information Administration:NTIA)が電気通信情報局内の独立機関として設立しており、官民連携事業としてAT&T Mobilityがネットワークの構築を担当する。
米国の50州、首都・ワシントンD.C.、米自治領プエルトリコでFirstNetのネットワークの構築を進めており、すでに1,500の公共安全機関がFirstNetに加入済みで、2018年から数年以内に農村部も含めて人口カバー率を95%以上とする計画である。
Band 14に対応した端末はFirstNetの公式ウェブサイトでFirstNet Ready Deviceとして掲載しており、Apple iPhone XSおよびApple iPhone XS MaxがFirstNet Ready Deviceに追加された。
Apple iPhone XSとApple iPhone XS Maxは複数の型番が存在するが、すべての型番でBand 14を利用できる。
なお、iPhoneシリーズのスマートフォンとしては、発売日を基準にApple iPhone XSとApple iPhone XS Maxが初めてFirstNetに対応した。
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