韓国のKT、パスポート有効期限の通知サービスを開始
- 2018年10月08日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるKTは公共通知文字サービスで旅券有効期間満了前事前通知サービスを実施すると発表した。
KTは韓国の外交部(Ministry of Foreign Affairs:MOFA)と協力し、外交部が提供する旅券有効期間満了前事前通知サービスを公共通知文字サービスに適用する。
旅券有効期間満了前事前通知サービスを受けるにあたり、アプリケーションなどを別にインストールする必要はない。
モバイル通知文書受信サービスに同意すれば、旅券有効期間満了前事前通知サービスを含む公共通知文字サービスを受けられるため、旅券が有効期限を迎える6ヶ月前に通知を受信できる。
韓国では外国への渡航時に旅券の有効期限が過ぎたか、有効期限が近いことが問題で外国に渡航できない事案がしばしばあるという。
外交部の統計では仁川国際空港(ICN)の旅券苦情センターにおける緊急旅券発給事由のうち旅券の有効期限に関連した事由が最多で、その割合は全体の約60%に達する。
入国許可要件として旅券の有効期限が6ヶ月以上であることを規定する国も多く、渡航者自身が旅券の有効期限や入国許可要件を十分に認知していない場合が少なくないとされている。
旅券の有効期限が出入国の過程で問題となる事案は継続的に発生しているが、KTは旅券有効期間満了前事前通知サービスによって予防を期待するという。
なお、旅券有効期間満了前事前通知サービスはKTの顧客のみならず、KTの競合相手で韓国の移動体通信事業者であるSK TelecomおよびLG Uplus (LG U+)の顧客に対しても、顧客側が希望すれば受信できる。
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