HTCがブロックチェーンスマホEXODUS 1を発表、12月に出荷を開始
- 2018年10月23日
- Android関連
台湾のHTC (宏達国際電子)はFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/GSM端末「EXODUS 1」を発表した。
世界初のネイティブなブロックチェーンスマートフォンと称するスマートフォンである。
OSから分離した安全な領域が用意しており、SoftBank Groupの全額出資子会社で英国のARM Holdingsが開発した機能で、秘密鍵などを安全に保つ。
ソーシャルキーリカバリー機能を搭載しており、本体の盗難や紛失に遭遇した場合や秘密鍵を忘れた場合でも、信頼できる連絡先を通じて安全に資金にアクセスできる。
また、ハードウェア暗号化ウォレットとして機能させるため、Zionと呼ばれる暗号化ウォレットを開発したという。
基本的なスペックはHTC U12+と同等で、OSにはAndroid 8.0 Oreo Versionを採用する。
チップセットは64bit対応のQualcomm Snapdragon 845 Mobile Platform (SDM845)となる。
CPUはオクタコアで動作周波数が最大2.8GHzとなっている。
ディスプレイは約6.0インチQHD+(1440*2880)液晶を搭載している。
カメラはリアに約1200万画素CMOSイメージセンサと約1600万画素CMOSイメージセンサからなるデュアルカメラ、フロントに2個の約800万画素CMOSイメージセンサからなるデュアルカメラを備える。
通信方式はFDD-LTE 2600(B7)/2100(B1)/1900(B2)/ 1800(B3)/1700(B4/B66)/1500(B32)/ 900(B8)/850(B5)/800(B20)/ 700(B12/B13/B17/B28) MHz, TD-LTE 2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/ 1700(IV)/900(VIII)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。
LTE DL Category 18およびLTE UL Category 13に対応し、下りはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)、256QAM、4×4 MIMO、上りはCAおよび64QAMを利用可能で、通信速度は下り最大1.2Gbps/上り最大150Mbpsとなる。
LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を利用できる。
SIMカードはシングルSIMまたはデュアルSIMで、サイズはNano SIM (4FF)サイズである。
Bluetooth 5.0や無線LAN IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz and 5GHz Dual-Band)にも対応している。
システムメモリの容量は6GBで、内蔵ストレージの容量は128GBとなる。
IP68に準拠した防水性能や防塵性能を有する。
電池パックは内蔵式で、容量は3500mAhとなっている。
充電端子は表裏の区別が不要なUSB Type-Cに対応している。
生体認証は指紋認証を利用できる。
Edge Sense 2に対応しており、本体のサイドを握って特定の操作を行える。
台湾、香港特別行政区、シンガポール、ニュージーランド、英国、オーストリア、ノルウェー、米国を含む34の国と地域で販売することが決まっている。
2018年12月に出荷を開始する予定である。
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