インテルが同社初の5GモデムIntel XMM 8160 5G modemを発表、最大6Gbpsに
- 2018年11月14日
- その他モバイル端末
米国のIntelは通信モデム「Intel XMM 8160 5G modem」を発表した。
Intelとしては初めての第5世代移動通信システム(5G)に対応した商用のマルチモード通信モデムである。
スマートフォン、パソコン、その他のデータ通信専用端末などでの採用を想定しており、5G通信を対象の端末に提供できるよう最適化したという。
通信速度はすでに商用化しているLTEモデムと比べて3~6倍の高速化を実現し、最大で6Gbpsに達する。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応している。
NR方式の周波数はFDDとTDDを含む600MHz帯から6GHz帯のサブ6GHz帯、そして高い周波数のミリ波(mmWave)を利用できる。
NR方式のほかは、第4世代移動通信システム(4G)、第3世代移動通信システム(3G)、第2世代移動通信システム(2G)の各通信方式にも対応する。
NR方式とLTE方式のデュアルコネクティビティ(EN-DC)も利用可能である。
IntelはIntel XMM 8160 5G modemを採用することで、端末メーカーは電力効率が高く小型の端末を設計できるとアピールしている。
なお、Intel XMM 8160 5G modemの出荷は2019年の後半に開始する予定で、Intel XMM 8160 5G modemを搭載した商用の端末は2020年の前半に製品化される見込みという。
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