IoT向け通信モデムQualcomm 9205 LTE Modemを発表
- 2018年12月19日
- その他モバイル端末
米国のQualcommの全額出資子会社で米国のQualcomm Technologiesは通信モデム「Qualcomm 9205 LTE Modem」を発表した。
通信モジュールなどのIoT機器向けに設計された通信モデムである。
OSはリアルタイムOSのAli Things OSおよびThreadX OSを利用できる。
CPUはARM Cortex-A7を搭載し、動作周波数は最大800MHzとなっている。
標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で規定されたIoT向けLTE規格のeMTCやNB-IoTに対応する。
通信方式はFDD-LTE 2100(B1)/1900(B2/B25)/1800(B3)/ 1700(B4/B66)/900(B8)/850(B5)/ 800(B18/B19/B20/B26/B27)/ 700(B12/B13/B14/B17/B28/B85)/ 600(B71)/450(B31/B72/B73) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzを利用できる。
通信速度はeMTCのLTE UE Category M1で下り最大588kbps/上り最大1119kbps、NB-IoTのLTE UE Category NB2で下り最大127kbps/上り最大158.5kbpsとなる。
全球測位衛星システムはGPS、Glonass、BeiDou (北斗)、Galileoに対応する。
Qualcomm 9205 LTE Modemを搭載した通信モジュールはオランダのGemalto、中国のQuectel Wireless Solutions (上海移遠通信技術)、英国のTelit Wireless Solutionsなどが2019年に市販を開始する予定である。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。