タイ当局、2019年10月末までに2Gサービスを終了させる方針
- 2018年12月23日
- 海外携帯電話
タイの政府機関で電気通信分野の規制を担う国家放送通信委員会(National Broadcasting Telecommunications Commission:NBTC)は2019年10月末までに第2世代移動通信システム(2G)サービスを終了させる方針を示したことが分かった。
タイでは複数の移動体通信事業者(MNO)が2GとしてGSM方式を導入したが、2Gサービスの利用者が減少したうえに、2Gネットワークの維持は移動体通信事業者にとって負担となっている。
また、第5世代移動通信システム(5G)の導入も見据えて、周波数の有効利用などを踏まえて2Gサービスを終了させる模様である。
内部的には2019年10月31日までに2Gサービスを終了させる計画という。
国家放送通信委員会の理事会で2Gサービスの終了に係る計画を承認次第、2Gサービスの終了に向けた措置を順次講じる。
2Gサービスの終了に向けた措置には移動体通信事業者は2G端末の提供の中止、第4世代移動通信システム(4G)や第3世代移動通信システム(3G)への移行の促進、国家放送通信委員会は国内販売を目的とする2G端末の輸入の不許可などを講じる模様である。
また、移動体通信事業者と国家放送通信委員会は2019年1月を目途に2Gサービスの終了に係る周知を開始する見通し。
タイにおける移動体通信サービスの加入件数は1億2,600万件で、そのうち2Gサービスの加入件数は520万件と全体の4.1%にとどまる。
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