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オマーン当局、携帯電話事業者各社に5G向け周波数を割当



オマーンの政府機関で電気通信分野の規制を担うオマーン電気通信規制庁(Telecommunications Regulatory Authority Oman:TRA)はオマーンの移動体通信事業者(MNO)に対して第5世代移動通信システム(5G)の周波数を割当した。

オマーン電気通信規制庁は5G向けの周波数として3400.0~3700.0 MHzの300MHz幅を確保しており、財務省(Ministry of Finance)と調整して行政割当によって割当先の移動体通信事業者を決めた。

Oman Telecommunications Company (Omantel)に対しては3400.0~3500.0 MHz、Omani Qatari Telecommunications Companyに対しては3500.0~3600.0 MHzを割当し、第3の移動体通信事業者に対しては3600.0~3700.0 MHzを割当する。

なお、Oman Telecommunications Companyはオマーンの政府系ファンドであるOman Investment Fund (オマーン投資基金)が株式の51%を保有する政府系企業となり、Omani Qatari Telecommunications CompanyはカタールのOoredooの子会社で、Ooredooが株式の55%を保有している。

第3の移動体通信事業者は決定しておらず、2019年に決定する予定である。

5Gとして標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)が5Gの要求条件を満たすために規定したNR方式を導入する場合、NR Bandでは3300.0~4200.0 MHzのn77または3300.0~3800.0 MHzのn78に該当する。

なお、オマーンを含めたアラブ諸国の間では3400.0~3800.0 MHzを5Gで利用することで合意しており、それを受けてオマーン電気通信規制庁は同周波数の範囲内で移動体通信事業者に5G向け周波数の割当を実施した。

オマーン電気通信規制庁

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