ブータンのTashiCell、すべてのゾンカクでLTE B3を利用可能に
- 2019年01月03日
- 海外携帯電話
ブータンの移動体通信事業者(MNO)でTashiCellブランドを展開するTashi InfoCommはFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)の提供エリアを拡大したと発表した。
ブータンは20の県に相当するゾンカクで構成されるが、すべてのゾンカクでBand 3を導入したという。
Tashi InfoCommは2016年4月上旬にLTEサービスを商用化したが、当初の周波数はAPT700 FDDとも呼ばれるFDD-LTE方式の700MHz帯(Band 28)のみを利用してきた。
2018年7月にはLTEサービスで新たな周波数の利用を開始しており、一部の都市でBand 3の整備を開始した。
Band 3の整備を開始した当初は8のゾンカクでBand 3を利用できたが、2019年1月からは20のゾンカクでBand 3を使える。
ブータンではインドから輸入した携帯端末が大量に流通する状況にある。
インドではBand 28を利用していないため、インドやブータンでは一部の高価格帯の携帯端末を除いて、Band 28に対応した携帯端末の流通量は少ない。
Band 3はLTEサービスで利用する周波数としてはインドを含めて世界で最も採用数が多く、インドやブータンでもBand 3に対応した携帯端末は非常に多い。
Tashi InfoCommが20のゾンカクでBand 3を整備したことで、ブータン全土の主要都市ではより多くの携帯端末でLTEサービスを利用可能となる。
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