韓国の移動体通信事業者3社に新規加入者募集禁止処分を実施へ
- 2012年11月16日
- 海外携帯電話
韓国の放送通信委員会は韓国の移動体通信事業者に対して2週間の新規加入者募集禁止処分を科すことが確実視されていると韓国メディアが報じている。
対象の移動体通信事業者はSK TelecomとKTとLG U+の3社である。
移動体通信端末に法定限度を超えた高額な補助金を支給し、市場を乱したことが処分の理由と伝えらえている。
LTE対応の最新スマートフォンを中心に高額な補助金を支給することで移動体通信端末を低価格で買えるが、その条件として高額な料金プランに強制で加入させるといったことも起きており、放送通信委員会はそれを問題視して摘発していたとのことだ。
放送通信委員会としては最大で3ヶ月の営業停止処分を科すことが可能であるが、3社に対しては2週間の新規加入者募集処分となることが確実視されている。
3社に対して同時期に処分を科すと消費者を混乱させるので、時期をずらして制裁を与える可能性が高い。
特にクリスマスや年末年始の時期に処分を受けることは移動体通信事業者にとっては大打撃と見られている。
放送通信委員会は3社のマーケティング担当者を呼び出し、警告を与えると共に違法なマーケティング行為を行ったりそれを誘発した移動体通信事業者には加重処罰を与える方針である立場であることを示した。
この件に対して、3社は他の移動体通信事業者がより重い処分を受けるように他社批判を繰り広げている。
SK TelecomとKTは“LG U+が補助金競争の発端”と主張しており、LG U+は“加入者の増加が鈍いSK TelecomとLTE後発のKTが先に補助金の支給を始めた”と主張している。
どう他社を批判しようと、3社が処分を受けることは避けられないだろう。
・Chosun Biz
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/11/14/2012111402888.html
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