マレーシアのDigiが2018年Q4の業績を発表
- 2019年02月07日
- 海外携帯電話
マレーシアのDigi.Comは2018年第4四半期の業績を発表した。
2018年第4四半期の連結売上高は前年同期比2.1%増の16億7,900万マレーシアリンギット(約446億円)、EBITDAは前年同期比2.2%増の7億4,700万マレーシアリンギット(約198億円)、EBITDAマージンは前年同期比0.1ポイント増の44%、当期純利益は前年同期比6.9%増の3億8,500万マレーシアリンギット(約102億円)となった。
前年同期比で増収増益を達成したことになる。
移動体通信事業の売上高は前年同期比2.0%減の14億8,200万マレーシアリンギット(約394億円)で、そのうち音声通話が前年同期比19.0%減の5億1,900万マレーシアリンギット(約138億円)、データ通信が前年同期比10.4%増の9億6,300万マレーシアリンギット(約256億円)である。
音声通話の需要が大幅に低下した一方で、データ通信の需要が堅調に伸長したことが分かる。
また、連結売上高のうち移動体通信事業が88.3%を占めており、Digi.Comにとって移動体通信事業が最大の事業となっている。
2018年第4四半期末の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は前年同期比0.7%減の1,166万件である。
すべての移動体通信サービスの加入件数のうち、ポストペイド契約が280万5,000件、プリペイド契約が885万5,000件となり、比率はポストペイド契約が24.1%、プリペイド契約が75.9%となる。
また、データ通信サービスの加入件数は前年同期比5.8%増の916万2,000件であり、移動体通信サービスの加入件数のうちデータ通信サービスの加入率は78.6%に達する。
マレーシアリンギット(MYR)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が前年同期比1.3%減の77マレーシアリンギット(約2,046円)、プリペイド契約が前年同期比11.8%減の30マレーシアリンギット(約797円)、ポストペイド契約とプリペイド契約の総合が前年同期比4.7%減の41マレーシアリンギット(約1,089円)となった。
なお、Digi.Comは全額出資子会社のDigi Telecommunicationsを通じて移動体通信事業を手掛ける。
Digi.Comの筆頭株主はノルウェーのTelenorであり、TelenorによるDigi.Comの経済的持分は49%となっている。
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