タイ最大手のAIS、ローミング特化のSIM2Flyに1年プランを追加
- 2019年02月13日
- 海外携帯電話
タイの移動体通信事業者(MNO)であるAdvanced Wireless Network (AWN)は国際ローミングに特化したプリペイド向けサービスのSIM2Flyに新たなプランを追加した。
これまで、SIM2Flyでは有効期間が8日間のAsia & Australiaと有効期間が15日間のGlobalを用意していたが、新たに有効期間が365日間のGlobalを加えた。
有効期間が8日間のAsia & Australiaは高速データ通信容量が5GBで価格が399タイバーツ(約1,400円)、有効期間が15日間のGlobalは高速データ通信容量が4GBで価格が899タイバーツ(約3,200円)、有効期間が365日間のGlobalは高速データ通信容量が15GBで価格が2,799タイバーツ(約9,900円)に設定されている。
利用できる国と地域はAsia & Australiaが日本を含めたアジアおよび大洋州の18の国と地域、Globalは日本を含めた世界の72の国と地域となる。
タイではSIMカードの利用に際して実名登録を義務化しているため、規則上はSIM2Flyの利用でも実名登録が必要である。
Advanced Wireless Networkは実名登録を実施していないSIMカードを保有する顧客に対して、SIMカードおよび旅券などの本人確認書類をAIS ShopまたはTelewizに持参し、実名登録を実施するよう要求している。
SIM2Flyは物理的なSIMカードのほかにeSIMも提供しており、米国のAppleが発売したApple iPhone XS、Apple iPhone XS Max、Apple iPhone XRのeSIMに対応したモデルはSIMロックフリーであることを前提としてeSIMにSIM2Flyのプランを追加できる。
なお、Advanced Wireless NetworkはタイのAdvanced Info Service (AIS)の子会社で、Advanced Info Serviceによる持分比率は99.99%となっている。
タイの移動体通信事業者としてはAdvanced Wireless Networkが加入件数ベースで最大である。
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